2012年01月05日
出産費用と医療費控除
出産費用にまつわる医療費控除についてお話しますね。
医療費控除で、治療に掛かった費用を申請して、還付金を貰う人が多いと思います。
対象となる物は、「治療目的の通院費や交通費、薬代」とあり、予防目的の予防注射とかは医療費控除の対象外です。
意外に解りにくいのが、出産や不妊治療、妊婦検診ですが、これらも医療費控除の対象となります。
特に出産関連治療でも、不妊治療は、例えば体外受精等、治療の内容によっては保険適用外となり、自費で支払わなければいけなかったり、結構高額なのに、高額医療費の対象にならないと聞きます。
なお、申請書を作成したことがある方はわかると思いますが、医療費控除の対象となる金額は、治療にかかった通院費、薬代、交通費の総額から保険金や助成金で得られる金額を差し引き、10万円を引いた額です。
例えば、出産費用で医療費控除を受ける場合は、出産に掛かった費用から、支給される出産育児一時金は差し引いて下さい。
ですから、出産にまつわる医療費が発生した場合も、確定申告で、医療費控除の申請をするべきでしょう。
出来る申請はきっちりしましょうね。